感情×共感×意外性の方程式で生まれる拡散力
「なぜこの投稿だけが拡散されたのか?」 「何気なく書いた一言が、10万いいね…あれは偶然だったのか?」
SNSを使うすべての人にとって、「バズ」は憧れであり謎です。
しかし、拡散される投稿には、じつは“共通する構造”があります。 この記事では、SNSでバズを生むための「3つの要素」――
- 感情
- 共感
- 意外性
この3つのトリガーがどう働き、どのような「型」に落とし込めるのかを、事例とともに解説していきます。
「バズは再現できる」ことを、この記事で実感してください。
バズとは「人の心が一斉に動いた結果」
SNSの投稿が爆発的に拡散されるとき、それは偶然ではありません。
その裏には、見た人の心を動かす強烈な要素が含まれています。
なぜ「心が動く」とシェアされるのか? それはSNSが感情を伝播する装置だからです。
SNSにおける「感情」の力
- 笑った、泣いた、驚いた、怒った…
- 感情が動いたとき、人は他人に伝えたくなる
- 「共感したからシェアする」という仕組みが働く
つまり、バズる投稿はすべて
「感情のエンジン」を持っている
ということになります。
バズの方程式 = 感情 × 共感 × 意外性
これが、バズ投稿に共通する三大トリガーです。
それぞれの要素がどんな働きをするのか、詳しく見ていきましょう。
感情:一番心を揺さぶったのは“誰かの物語”
SNSでは「感情が動く瞬間」に、人は“反応”をします。
バズを生む感情の種類
- 怒り:理不尽な出来事への怒り(例:不当な扱い)
- 涙・感動:親子のエピソード、動物、人生の話
- 笑い:クスッと笑えるツッコミ、画像ネタ
- 共鳴:そうそう、あるある!の感情共有
事例:感動バズの典型例
「小3の息子が財布を拾って交番に届けた。帰り道、『これでまたいいことが返ってくるかな?』って言ってた。親の方が泣けた。」
この投稿が10万RTを超えた理由は明白です。
- 子どもの行動が「予想を超える優しさ」で心を打った
- 親の目線で書かれており「自分だったら…」と重ねやすい
共感:「私もそれ思ってた!」を引き出す技術
人が「いいね」や「RT」を押す最大の理由は、
「自分ごと化できた」 からです。
共感を生むキーワード
- 「〇〇な人、他にもいる?」
- 「それ、私だけじゃなかったんだ」
- 「毎朝この一言が頭に浮かぶ…」
テンプレ:共感投稿の型
朝、電車でとなりの人がスマホをズーーっと見てて、
ふと画面を見たら「Googleで『人間 疲れた』」って検索してた。
なんか、わかるなって思った。
このような投稿がバズるのは、
- 日常あるある+ちょっとエモい視点
- 誰かの心の声を“代弁”してくれている からです。
意外性:「えっ、そう来る!?」の裏切り構造
意外性は「拡散の起爆剤」です。
人は、予測を裏切られると、驚きと同時に他人に話したくなります。
パターン別:意外性を生む構造
- 【常識の逆張り】: 例:「大学は行かなくていい」by 成功者の持論
- 【落差ギャップ】: 例:「元ヤンキーが保育士になった理由」
- 【視点の転換】: 例:「カップルが別れた理由=幸せのため」
事例:意外性が爆発した投稿
「今日、彼氏に振られた。でも理由が『俺といるとお前の夢が叶わない気がする』って言われて、なんかもう泣いた。」
この投稿が話題になった理由:
- 「振られた=悲しい話」の前提を覆す
- 愛がある別れ、という“逆説”が感情を揺さぶる
バズ投稿の「型」をまとめておく
以下のフォーマットは、バズ投稿を再現するときに役立ちます。
①【感情型】:涙・笑い・怒り・尊敬
◯◯で、思わず泣いた(or 笑った/怒った)話。
↓
【エピソード本文】
↓
「これ、誰かに聞いてほしい」
②【共感型】:代弁・あるある・心の声
毎朝こう思う人、他にもいませんか?
↓
【自分の体験 or 観察】
↓
「#今日のひとこと」など共感タグで締める
③【意外性型】:逆説・落差・視点転換
まさかこんな理由で◯◯になるとは思わなかった。
↓
【エピソード本文】
↓
「考え方変わった」
まとめ|バズは「構造×感情」の結果である
バズった投稿は、
- 偶然の奇跡でも
- たまたまのラッキーでもない
その裏には、必ず“感情”が動き、 “人に語りたくなる仕組み”があるのです。
そして、バズは再現できる。
- 感情を揺さぶる
- 共感を呼び起こす
- 意外性で裏切る
この3要素を掛け合わせ、 「あなた自身の言葉」で発信すること。
それが、バズの本質です。
さあ、次にバズる投稿を生むのは、あなたかもしれません。
「感情 × 共感 × 意外性」、この方程式を、今日からあなたの投稿に。
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